2026/5/31

「弱み」ではなく「余白」と呼ぶ理由

はじめに

多くの自己分析サービスは、ある軸の点数が低いとき、それを「弱み」「課題」と呼びます。私は、その言葉づかいを意図的に避けています。代わりに使うのは「余白」「伸び代」「これから動かせる場所」という表現です。

なぜ「弱み」と呼ばないのか

「あなたの弱みは○○です」と言われた人の中には、「そうか、ここを直そう」と前向きに受け取る方もいらっしゃいます。一方で、その言葉によって自分の一部を否定された気持ちになり、本来の自分から離れていく方向へと動き始めてしまう方も、私はたくさん見てきました。

人の性質や行動様式に「弱い」「強い」という上下はありません。あるのは「いまそこに重心があるか、ないか」だけです。

「余白」という言葉に込めた意図

「余白」とは、まだ筆が入っていない領域のことです。

これから書き込めるかもしれない場所。あるいは、書き込まなくてもよい場所。判断はご自身に委ねられます。

たとえばオーナーシップ指数が低めに出た方に、「あなたはオーナーシップが弱い」とは申し上げません。「責任を引き受けるよりも、誰かと一緒に進めることに重心がある」と読み替えます。それは「弱さ」ではなく、その方の現在の重心です。

あなたが受け取るのは、見立ての一つ

FindSelf の見立ては、唯一の正解ではありません。あなたの現在地のひとつの表現方法であり、別の表現も当然あり得ます。

大切なのは、その表現を手に取って、「これは合っているな」「これは違うな」とご自身で吟味することです。受け取った見立てを鵜呑みにする必要も、無理に押し戻す必要もありません。

おわりに

言葉は、人を縛ることも、人を解き放つこともできます。私は、できるだけ後者であろうとしながら、皆さまにご報告する言葉を選んでいきたいと考えております。

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